LAID BUG | Art Gallery & Creative Studio          

Kakurega
Christopher Zanko

Kakurega
Christopher Zanko
7.5fri - 7.27sat, 2024

7.5fri - 7.27sat, 2024
13:00-20:00
Opening Reception: 7.5fri 17:00-
After Party: 7.5fri 20:00- at Kalavinka (目黒)
Closed on Sunday, Monday

2024年7月5日より、LAID BUGにて、クリストファー・ザンコによるソロエキシビジョン「Kakurega」を開催します。
クリストファー・ザンコはオーストラリア、ウロンゴンを拠点に活動するアーティストで、ウッドレリーフと絵画を融合させた暖かみのある作品で知られるオーストラリアを代表するアーティストの1人です。

クリストファーが描く対象の多くは、20世紀半ばに郊外に建てられた家屋と、その軒先に置かれた観葉植物です。これは社会的、経済的、政治的、環境的な外圧によって変化を余儀なくされるコミュニティへのノスタルジーが背景にあります。
過去のコミュニティは、撤去、交換、改築され、個人の記憶も集合的な記憶も忘れ去られてしまいます。
クリストファーは、郊外の古い家屋を自身の作品として記録し続けることで、コミュニティの起源に目を向けることを促しています。
色と陰影に満ちた木彫りの表現は、忘れ去られたコミュニティの痕跡に光を当て、鑑賞者に「現在の過去」を思い起こさせてくれます。

2022年11月にLAID BUGで開催したソロエキシビジョン「Measured Moments」では、オーストラリアでのフィールドワークをもとにした作品群を発表しましたが、本展は日本での活動から生まれた作品群が登場します。

以前より頻繁に日本を訪れていたクリストファーは、来日する度にさまざまなエリアでフィールドワークを行なってきました。
クリストファーの目に映ったのは、外圧によって変化を余儀なくされてきた日本人の暮らしの痕跡でした。戦後〜高度経済成長〜バブル崩壊〜コロナ/オリンピック……、20世紀半ばから大きな時代の流れに翻弄されてきた日本では、その変化に取り残された風景を見つけることができます。

東京では、日々止むことのない再開発が過去を撤去し続けていますが、高層ビルの路地裏を歩いていると、突如として時代に取り残されたような家屋と出会うことがあります。
この強いコントラストを内包した東京の風景が、クリスファーのステートメントとリンクすることは言うまでもありません。

本展では、クリストファーが継続して取り組んでいる版画と絵画の技法をミックスした作品をはじめ、日本初公開となるセラミック作品も展示します。また、昨年公開された作品と本展の制作背景を収録したアートブックや、作品を型取ったオリジナルのエアーフレッシュナーも販売いたします。

クリストファーにとっても新しい試みとなる、日本の風景からインスピレーションを得た作品群をはじめて発表する貴重な機会となります。ぜひ多くの方にご高覧いただけますと幸いです。

Instagram:@christopher.zanko

インストール studio puresu
企画 LAID BUG








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